- 僕たちはエルヴィス・プレスリーの主演映画を観た。
- Elvis Presley: Return To Sender
- エルヴィス・プレスリーの映画で流れる曲
- Love Me Tender
- Loving You
- Jailhouse Rock
- King Creole
- G.I. Blues
- Flaming Star
- Wild in the Country
- Blue Hawaii
- Follow That Dream
- Kid Galahad
- It Happened at the World’s Fair
- Fun in Acapulco
- Kissin’ Cousins
- Viva Las Vegas
- Roustabout
- Girl Happy
- Tickle Me
- Harum Scarum
- Frankie and Johnny
- Paradise, Hawaiian Style
- Spinout
- Easy Come, Easy Go
- Double Trouble
- Clambake
- Stay Away, Joe
- Speedway
- Live a Little, Love a Little
- Charro!
- The Trouble with Girls
- Change of Habit
- おまけ
- エルヴィス・プレスリーの主演映画 関連 Playlist
- 村上春樹: 風の歌を聴け で流れる他の音楽たち
僕たちはエルヴィス・プレスリーの主演映画を観た。
僕たちはエルヴィス・プレスリーの主演映画を観た。
―村上春樹,風の歌を聴け
主題歌はこんな唄だった。
「僕は彼女と喧嘩した。
だから彼女に手紙を書いた。
ごめんね、
僕が悪かった、
ってさ。
でも手紙は返ってきた。
宛先不明、
受取人不明。」
時は、
余りにも早く流れる。
Elvis Presley: Return To Sender
この歌詞からすると、
曲はウィンフィールド・スコットとオーティス・ブラックウェルが書いた『Return To Sender』。
ということは『僕』が初めてのデートで観に行ったのは、
1962年公開(日本1963年)の『Girls! Girls! Girls!』のはずだ。
邦題は、
そのまんま『ガール!ガール!ガール!』。
そのまんまじゃないか、
ズがないんだな。
それでこの映画の主題歌『Return To Sender』は、
1962年にシングルでリリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Return To Sender | Otis Blackwell, Winfield Scott |
B | Where Do You Come From | Ruth Batchelor, Bob Roberts |
Billboard Hot 100では、
最高位2位。
B面は、
ルース・バチェラーとボブ・ロバーツが書いた『Where Do You Come From』。
こちらの曲はサントラには入っているんだけれど、
映画の中では流れていない。
Billboard Hot 100では、
滑り込みセーフの最高位99位。
この映画で流れた(流れなかったものも含めて)曲は、
サントラLPで聴くことができる。
収録曲は、
全部で13曲。
この中に、
オリジナルじゃあない曲が1曲。
それが、
オープニング・トラックでありタイトル・トラックの『Girls! Girls! Girls!』。
元々は、
ジェリー・ライバーとマイク・ストーラーが作詞・作曲してプロデュースした曲。
オリジナルは、
ザ・コースターズ1961年のシングル。
Track | Title | Written by |
A | Girls Girls Girls (Part I) | Leiber, Stoller |
B | Girls Girls Girls (Part II) | Leiber, Stoller |
A.B面共に『Girls! Girls! Girls!』で、
一応Part1と2に分かれていて若干アレンジが異なっている。
エルヴィス・プレスリーの映画で流れる曲
ところで、
エルヴィス・プレスリーの主演映画って何本あるんだっけ?
プレスリー・ファンというわけではないので、
全くわからないんだけどちょっと興味はある。
それでかなり長くなりそうだけど、
時系列でプレスリー主演映画で流れる曲と関連曲をちょっと追ってみよう。
だいたいプレスリーの曲をちゃんと聴くこと自体、
今まで1度もないのでこれは良い機会だ。
Love Me Tender
1956年プレスリーの俳優デビュー作がロバート・D・ウェッブ監督の『Love Me Tender』、
邦題は『やさしく愛して』。
元々のタイトルは、
違っていて『The Reno Brothers』。
ただプレスリーの『Love Me Tender』の人気にあやかって、
同じタイトルに改題されている。
何しろあの『The Ed Sullivan Show』でリリース前にこの曲を唄ったところ、
RCAレコードには100万枚の予約が殺到したらしいからそりゃあそうなるだろう。
映画『Love Me Tender』のサントラ
この映画のサントラはLPではなくて、
4曲入りのEPでのリリース。
元々この映画に、
プレスリーが歌うシーンはなかったらしい。
でもまあ、
この4曲分が押し込まれたわけで。
このEPとは別で『Love Me Tender』は、
シングルもリリースされている。
ただアーロン・シュローダーとクリフ・オーウェンズが書いた、
B面『Anyway You Want Me (That’s How I’ll Be)』は映画で流れた曲じゃあない。
Track | Title | Written by |
A | Love Me Tender | Elvis Presley, Vera Matson |
B | Anyway You Want Me (That’s How I’ll Be) | Aaron Schroeder, Cliff Owens |
曲のクレジットは、
Elvis Presley & Vera Matsonとなっている。
実際はケン・ダービーが元歌を翻案したもので、
プレスリーもダービーの妻ヴェラ・マトソンも関わっていないらしい。
この曲がリリースされたのは、
1956年のこと。
1958年8月4日、
まだBillboard Hot 100が発表される前。
なので、
Billboardに複数のチャートが存在している頃。
その中でこの曲はBest Sellers in StoresやMost Played by Jockeys、
Most Played in JukeboxesやHonor Roll of HitsやTop 100で1位になっている。
Love Me Tender の元うた
この『Love Me Tender』は、
原曲があることはファンなら知っているだろうけど一般的には知られてないかもしれない。
それが、
1861年に発表されたアメリカの大衆歌謡『Aura Lea』。
作詞ウィリアム・ホワイトマン・フォスディック、
作曲ジョージ・R・プールトン。
初期の吹き込みは随分時間が経ってからだけど、
1938年シェルトン・ブラザースあたりのものが聴ける。
それで、
この曲のメロディを使ったのが『Love Me Tender』。
Cover by RCサクセション
この『Love Me Tender』のカヴァー?で最初に思い浮かぶのは、
RCサクセッション1988年のアルバム『COVERS』の『ラヴ・ミー・テンダー』。
何言ってんだ、
冗談じゃねえ…。
まあカヴァーと言っても、
歌詞は核問題と原子力発電の問題が歌われているんだけど。
Loving You
1957年プレスリー2作目の映画はハル・カンターが監督の『Loving You』で、
邦題は『さまよう青春』。
映画『Loving You』サントラ
この映画のサントラは、
前作とは違ってLP。
A面には、
映画で流れる7曲が収録されている。
あと映画の為に書かれたけど、
実際には流れなかった『Don’t Leave Me Now』もB面に収録。
ただB面のそれ以外の曲は、
映画とは関係ない曲が並ぶ。
その中でシングル・リリースされたのが、
『(Let Me Be Your) Teddy Bear / Loving You』。
こちらもBest Sellers in StoresやMost Played by Jockeys、
Most Played in JukeboxesやHonor Roll of HitsやTop 100で1位になっている。
Track | Title | Written by |
A | (Let Me Be Your) Teddy Bear | Kal Mann, Bernie Lowe |
B | Loving You | Leiber, Stoller |
A面『(Let Me Be Your) Teddy Bear』は、
カル・マンとバーニー・ロウの書いたもの。
B面『Loving You』は、
ジェリー・ライバーとマイク・ストーラーが書いている。
Cover by Carl Perkins And Friends
リンゴ・スターやジョージ・ハリスンやエリック・クラプトンなんかが参加した、
カール・パーキンスのアルバムでこのサントラの曲のカヴァーがある。
それが1986年『Blue Suede Shoes: A Rockabilly Session』で、
カール・パーキンスとエリック・クラプトンの『Mean Woman Blues』がなかなか良いのだ。
Jailhouse Rock
1957年プレスリー3作目の映画はリチャード・ソープ監督の『Jailhouse Rock』で、
邦題は『監獄ロック』。
映画『Jailhouse Rock』サントラ
この映画サントラはLPではなくて、
5曲入りのEPでリリース。
5曲中3曲は、
リーバーとストーラーの作品。
別でシングル・リリースされたのが『Jailhouse Rock / Treat Me Nice』で、
B面『Treat Me Nice』はEPには収録されていない。
こちらもやはり同じでBest Sellers in StoresやMost Played by Jockeys、
Most Played in JukeboxesやHonor Roll of HitsやTop 100で1位になっている。
Track | Title | Written by |
A | Jailhouse Rock | Jerry Leiber, Mike Stoller |
B | Treat Me Nice | Jerry Leiber, Mike Stoller |
Cover by Buddy Holly
このサントラの曲の中で、
バディ・ホリーがカヴァーしているのが『 (You’re So Square) Baby I Don’t Care』。
1958年、
デヴュー・アルバム『Buddy Holly』の収録曲。
King Creole
1958年プレスリー4作目の映画はマイケル・カーチス監督の『King Creole』で、
邦題は『闇に響く声』。
最初この映画は、
ボクサー役でジェイムズ・ディーンが主演予定だったという話がある。
でも残念なことに愛車の銀色のポルシェ・550スパイダーで
彼は自動車事故で亡くなってしまった。
結果、
役が歌手に書き換えられてプレスリーの主演となったといことだ。
映画『King Creole』サントラ
この映画の中では、
プレスリーの曲は11曲流れる。
最初は、
各4曲入りの2枚のEP『King Creole Vol 1.2』がリリース。
その後、
曲が追加されて11曲収録のLPが発売されている。
この中でアメリカでシングル・リリースされたのが、
1958年『Hard Headed Woman / Don’t Ask Me Why』。
『Hard Headed Woman』はBest Sellers in Storesで1位、
『Don’t Ask Me Why』はHot 100で34位が最高位。
Track | Title | Written by |
A | Hard Headed Woman | Claude DeMetruis |
B | Don’t Ask Me Why | Fred Wise, Ben Weisman |
書いたのは、
クロード・ディミートリアス。
B面の方は、
ベン・ワイズマンとフレッド・ワイズが書いている。
Cover by Johnny Thunders and Patti Palladin
1985年にジョニー・サンダースとパティ・パラディンが、
キティ・ホワイトとのデュエット曲『Crawfish』をカヴァーしている。
1988年、
2人のアルバム『Copy Cats』にも収録。
G.I. Blues
1960年プレスリー5作目の映画はノーマン・タウログ監督の『G.I. Blues』で、
邦題は『G.I.ブルース』。
除隊後初となる2年ぶりの映画で、
ここから画面はカラーになる。
映画『G.I. Blues』サントラ
この映画のサントラは、
LPでリリース。
アメリカでのシングルは、
確かリリースされてない。
Orignal by Carl Perkins
このサントラの中には、
オリジナルではない曲が1曲。
それが、
カール・パーキンス1955年の『Blue Suede Shoes』。
このシングルのB面は、
ザ・ビートルズのリンゴ・スターが唄うカヴァーでお馴染みの『Honey, Don’t!』。
どちらも、
曲はもちろんパーキンス自身。
Track | Title | Written by |
A | Blue Suede Shoes | Perkins |
B | Honey, Don’t! | Perkins |
Flaming Star
1960年プレスリー6作目の映画はドン・シーゲル監督の『Flaming Star』で、
邦題は『燃える平原児』。
この『平原児』って、
なかなかインパクトがあるワードだ。
これ以前に、
ズバリ『平原児(The Plainsman)』というタイトルの映画があった。
1936年ゲイリー・クーパーとジーン・アーサー主演、
セシル・B・デミル監督の西部劇。
この映画とプレスリーの映画は、
同じ西部劇というだけで別に関係はない。
そう言えばアンディ・ウォーホルが、
この映画の宣伝用スチール写真を使って数枚のシルクスクリーンを制作している。
銃を構えているプレスリー、
Single ElvisやDouble ElvisやTriple ElvisやEight Elvisesなどいくつかのヴァージョンがある。
映画『Flaming Star』サントラ
この映画では、
プレスリーの歌は少なくなっている。
サントラは、
EP『Elvis by Request: Flaming Star and 3 Other Great Songs』。
Billboard Hot 100では、
14位が最高位。
映画で流れたタイトル曲とドロップされた曲がA面で、
B面は初期のヒット曲2曲が収録されている。
映画で流れたもう1曲、
なぜか『A Cane And A High Starched Collar』はここには収録されていない。
Cover by Dan Sartain
ダン・サーテイン、
2020年の『Western Hills』収録曲。
デジタル・アルバムで、
西部劇や映画のテーマ曲をカヴァーしたもの。
なんだか『Twin Peaks The Return』で、
ロードハウス(The Bang Bang Bar)でバンドが演奏するシーンに流れていそうなアレンジが良い。
Wild in the Country
1961年プレスリー7作目の映画はフィリップ・ダン監督の『Wild in the Country』で、
邦題は『嵐の季節』。
この映画は歌手としてのプレスリーではなく、
俳優としてのプレスリーをアピールするものだった。
なので、
RCAはプレスリー映画のサントラしてLPもEPもリリースしないことにした。
映画『Wild in the Country』で流れた曲
この映画の為に吹き込まれたのは、
全部で5曲。
ただ、
その中の2曲『Lonely Man』と『Forget Me Never』はドロップされている。
これらはサントラとしてまとめられているわけではないけれど、
何らかの形でリリースされていて聴くことができる。
先ず『Wild in the Country』は、
1961年『I Feel So Bad』のB面でリリース。
Billboard Hot 100では、
26位が最高位。
Track | Title | Written by |
A | I Feel So Bad | Chuck Willis |
B | Wild in the Country | Peretti-Creatore-Weiss |
続いて『I Slipped, I Stumbled, I Fell』は、
1965年のアルバム『Something for Everybody』収録曲。
そして『In My Way』は、
これも1965年のアルバム『Elvis for Everyone!』収録曲。
車の中でホープ・ランゲと唄う『Husky Dusky Day』は、
どこかに収録されているんだろうか?わからない。
映画で流れなかった『Lonely Man』は、
A面『Surrender』のB面でリリース。
BillBoard Hot 100で、
A面が1位獲得でB面は32位が最高位。
流れなかったもう1曲『Forget Me Never』は『In My Way』同様、
アルバム『Elvis for Everyone!』に収録されている。
Orignal by Chuck Willis
映画では流れていない曲、
シングル『Wild in the Country』のA面『I Feel So Bad』。
これを書いたのは、
チャック・ウィリス。
最初にf込んでリリースしたのもウィリスで、
1954年のシングルがオリジナル。
B面『Need One More Chance』も、
A面同様ウィリスの作品。
Track | Title | Written by |
A | I Feel So Bad | Willis |
B | Need One More Chance | Willis |
Blue Hawaii
1961年プレスリー8作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Blue Hawaii』で、
邦題はそのまんま『ブルー・ハワイ』。
ハワイで撮影された、
プレスリー主演の3本の映画のうち最初のもの。
映画『Blue Hawaii』サントラ
こちらは、
プレスリー4枚目のサントラLPとしてリリースされている。
このアルバムからは、
1枚のシングルがカットされている。
A.B面共に収録曲で『Can’t Help Falling In Love / Rock-A-Hula Baby』、
Billboard Hot 100では2位が最高位。
Orignal by Bing Crosby
この映画のタイトル曲のオリジナルは、
レオ・ロビンとラルフ・レインジャーのコンビが書いた曲。
1937年の映画『Waikiki Wedding』の挿入歌で、
同年ビング・クロスビーのシングル『Sweet Leilani』のB面でリリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Sweet Leilani | Harry Owens |
B | Blue Hawaii | Leo Robin, Ralph Rainger |
A面の『Sweet Leilani』は『Waikiki Wedding』の主題歌で、
ハリー・オーウェンスが自身の娘の誕生祝いのために書いたもの。
この曲は、
第10回アカデミー賞歌曲賞を受賞。
ただ2018年にBillBoardが発表した『The 10 Best & 10 Worst Oscar-Winning Songs』では、
残念ながらWorst 10にこの曲が入ってしまっている。
Follow That Dream
1962年プレスリー9作目の映画はゴードン・ダグラス監督の『Follow That Dream』で、
邦題は『夢の渚』。
リチャード・パウエル、
1959年の小説『Pioneer, Go Home!』が原作。
映画『Follow That Dream』サントラ
この映画のサントラはLPではリリースされず、
EPで発売。
映画用には6曲吹き込まれたけど、
結局使われたのは4曲。
使われなかった1曲『Sound Advice』は、
既に出てきたけど1965年の『Elvis for Everyone!』に収録。
もう1曲の『A Whistling Tune』は、
この次の作品『Kid Galahad』で使われるてサントラEPに収録されることになる。
この中の『Follow That Dream』は、
Billboard Hot 100で15位が最高位。
Cover by Cliff Richard
クリフ・リチャードが、
この中の『Angel』をカヴァーしている。
1965年、
アルバム『Cliff Richard』に収録。
Kid Galahad
1962年プレスリー10作目の映画はフィル・カールソン監督の『Follow That Dream』で、
邦題は『恋のKOパンチ』。
恋のKOパンチ…
この時代ならではの邦題だ。
フランシス・ウォレス、
1936年の小説『Kid Galahad』が原作。
この小説は、
1937年の『Kid Galahad(倒れるまで)』として映画化されている。
その後1941年にも、
ハンフリー・ボガード主演で『The Wagons Roll at Night』として映画になっている。
映画『Kid Galahad』サントラ
この映画のサントラはEPでのリリースで、
6曲が収録されている。
この中の『King of the Whole Wide World』は、
Billboard Hot 100では30位が最高位。
Cover by Preslisa
この人の情報はよくわからないんだけど、
ウクレレで唄う『A Whistling Tune』のカヴァーがなかなか気持ち良い。
2009年、
自主レーベルからリリースした『Aloha From Neukölln』収録曲。
It Happened at the World’s Fair
1963年プレスリー12作目の映画はノーマン・タウログ監督の『It Happened at the World’s Fair』、
邦題は『ヤング・ヤング・パレード』。
この映画と『Kid Galahad』の間に、
最初に出てきた11作目の『Girls! Girls! Girls!』がある。
映画『It Happened at the World’s Fair』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー6作目のサントラLPでリリースされている。
このアルバムからは、
シングル『One Broken Heart for Sale / They Remind Me Too Much of You』をリリース。
Track | Title | Written by |
A | One Broken Heart For Sale | Otis Blackwell, Winfield Scott |
B | They Remind Me Too Much Of You | Don Robertson |
Billboard Hot 100では、
11位が最高位。
Cover by Stevie Nicks & Chris Isaakcks & Chris Isaak
2022年公開の『Elvis』のサントラに収録されているのが、
スティーヴィー・ニックスとクリス・アイザックが唄う『Cotton Candy Land』。
Fun in Acapulco
1963年プレスリー13作目の映画はリチャード・ソープ監督の『Fun in Acapulco』、
邦題は『アカプルコの海』。
映画『Fun in Acapulco』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー7作目のサントラLPでリリースされている。
B5.6はボーナス・トラックで、
映画とは関係ない水増し曲。
この中からは、
先行して『Bossa Nova, Baby』がシングル・リリース。
Track | Title | Written by |
A | Bossa Nova, Baby | Leiber, Stoller |
B | Witchcraft | D. Bartholomew, P. King |
Billboard Hot 100では、
8位が最高位。
B面は、
カヴァー曲『Witchcraft』。
Billboard Hot 100では、
32位が最高位。
Orignal by The Spiders
Track | Title | Written by |
A | Witchcraft | P. King, D. Bartholomew |
B | Is It True? | P. King, D. Bartholomew |
プレスリーがカヴァーした『Witchcraft』のオリジナルは、
ザ・スパイダースのシングル。
書いたのは、
デイブ・バーソロミューとパール・キング。
B面は、
同じバーソロミューとパール・キングが書いた『Is It True?』。
Kissin’ Cousins
1964年プレスリー14作目の映画はジーン・ネルソン監督の『Kissin’ Cousins』、
邦題は『キッスン・カズン』。
本当はこの後に公開された『Viva Las Vegas』の後に撮られたけれど、
こちらの方が早く公開されている。
映画『Kissin’ Cousins』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー8作目のサントラLPでリリースされている。
ここでもB5.6はボーナス・トラックで、
映画とは関係ない水増し曲。
タイトル曲の『Kissin’ Cousins』は2種類あって、
1つがフレッド・ワイズとランディ・スターのもの。
もう1つが、
ビル・ジャイアント / バーニー・バウム / フローレンス・ケイのもの。
ヒルビリー訛りを模した声で録音されたもので、
区別するために『Kissin’ Cousins (Number 2)』になっている。
この中からシングル・カットされたのは『Kissin’ Cousings』で、
Billboard Hot 100では12位が最高位。
Track | Title | Written by |
A | Kissin’ Cousings | Fred Wise, Randy Starr |
B | It Hurts Me | Joy Byers |
B面は『It Hurts Me』で、
映画とは関係ない曲。
クレジットはジョイ・バイヤーズになっているけど、
実際はレコードプロデューサーで作詞・作曲家のボブ・ジョンストンとチャーリー・ダニエルズ作。
ちなみにバイヤーズは、
ジョンストンの奥さん。
Cover by The Saints
オーストラリアのバンド、
ザ・セインツが『Kissin’ Cousins』をカヴァーしている。
1976年、
アルバム『(I’m) Stranded』の収録曲。
Viva Las Vegas
1964年プレスリー15作目の映画はジョージ・シドニー監督の『Viva Las Vegas』、
邦題は『ラスベガス万才』。
映画『Tommy』で、
トミーの母親役を演じることになるアン=マーグレットがプレスリーの相手役。
映画『Viva Las Vegas』サントラ
この映画の為に15曲が吹き込まれて、
使われたのは11曲。
ただLPのサントラはなくて、
4曲選ばれてEPとしてリリースされている。
Billboard Hot 100では、
92位が最高位。
タイトル曲『Viva Las Vegas』は『What’d I Say』と共にシングル・リリースされて、
Billboard Hot 100ではそれぞれ29.21位になっている。
Track | Title | Written by |
A | Viva Las Vegas | Doc Pomus, Mort Shuman |
B | What’d I Say | Ray Charles |
残りの曲は?というと、
散発的にその後リリースされることになる。
ナポリの歌『Santa Lucia』は、
1965年『Elvis for Everyone!』で収録。
映画に使われなかった『Do The Vega』と『Night Life』は、
1968年『Elvis Sings Flaming Star』で収録。
メドレー『Yellow Rose Of Texas』~『The Eyes Of Texas』も、
同じ『Elvis Sings Flaming Star』で収録。
マーグレットとデュエットした『The Lady Love Me』は、
1983年『Elvis: A Legendary Performer Volume 4』で収録。
他のマーグレットとの『You’re The Boss』は、
1991年『Elvis Sings Leiber & Stoller』に収録。
映画では流れなかったマーグレットとの『Today, Tomorrow And Forever』は、
2002年『Today, Tomorrow, and Forever』で収録。
Cover by ZZ Top
ZZトップが『Viva Las Vegas』をカヴァーして、
1992年にシングルでリリースしている。
1998年のコーエン兄弟の映画『The Big Lebowski』で、
このヴァージョンが使われている。
Track | Title | Written by |
A | Viva Las Vegas | Doc Pomus, Mort Shuman |
B | 2000 Blues | Billy Gibbons, Dusty Hill, Frank Beard |
B面の『2000 Blues』は、
ビリー・ギボンズとダスティ・ヒルとフランク・ビアードが書いたもの。
Roustabout
1964年プレスリー16作目の映画はジョン・リッチ監督の『Roustabout』、
邦題は『青春カーニバル』。
映画『Roustabout』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー9作目のサントラLPでリリースされている。
11曲が、
映画で流れた。
このアルバムから、
シングルはリリースされなかった。
テーマ曲の『Roustabout』は、
バーニー・ボーム / ビル・ジャイアント / フローレンス・ケイが書いた曲。
I’m a Roustabout
ただこれの前にオーティス・ブラックウェルとウィンフィールド・スコットが書いた、
もう1曲があったんだけれどドロップされてここちらが採用されている。
この元々の方は、
タイトル『I’m a Roustabout』で2003年『Elvis: 2nd to None』に収録された。
この曲が、
実は1番良かったりする。
Orignal by Coasters
このアルバムの中に、
1曲カヴァーがある。
それが『Little Egypt (Ying-Yang)』で、
コースターズ1962年のアルバム『Coast Along with the Coasters』の収録曲がオリジナル。
この曲、
既に1回出てきていた。
Girl Happy
1964年プレスリー17作目の映画はボリス・サガル監督の『Girl Happy』、
邦題は『フロリダ万才』。
映画『Girl Happy』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー10作目のサントラLPでリリースされている。
B6『You’ll Be Gone』はボーナス・トラックで、
映画では使われていない。
アルバムの先行シングルでリリースされたのが、
『Do The Clam / You’ll Be Gone』。
Track | Title | Written by |
A | Do The Clam | Wayne, Weisman, Fuller |
B | You’ll Be Gone | West, Presley, Hoage |
A面『Do The Clam』は、
コール・ポーター『Begin the Beguine』のヴァリエーション。
歌詞を変更して吹き込みたかったのを拒否されて、
元曲をテンプレートに書かれたもの。
Billboard Hot 100では、
それぞれ21.16位になっている。
A Variant on the Cole Porter standard, Begin the Beguine
コール・ポーター『Begin the Beguine』は、
1935年の曲。
ミュージカル『Jubilee』で、
ジューン・ナイトが初めて唄った。
最初の吹き込みとリリースは、
ザビエル・クガットとウォルドルフ・アストリア管弦楽団でドン・リードのボーカル・リフレイン。
Tickle Me
1965年プレスリー18作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Tickle Me』、
邦題は『いかすぜ!この恋』。
映画『Tickle Me』サントラ
この映画のサントラはEPで5曲、
シングルで2枚4曲のリリースとなっている。
しかも、
新曲は1曲もない。
Track | Title | Written by |
A | (Such an) Easy Question | Otis Blackwell, Winfield Scott |
B | It Feels So Right | Fred Wise, Ben Weisman |
シングル1枚目はA面が『(Such an) Easy Question』で、
これは1962年のアルバム『Pot Luck with Elvis』の収録曲。
B面の『It Feels So Right』の方は、
1960年の『Elvis Is Back!』収録曲。
Track | Title | Written by |
A | I’m Yours | Don Robertson, Hal Blair |
B | (It’s a) Long Lonely Highway | Doc Pomus, Mort Shuman |
もう1枚のシングルのA面は『I’m Yours』は、
やはりアルバム『Pot Luck with Elvis』の収録曲。
B面の『(It’s a) Long Lonely Highway』の方は、
映画『Kissin’ Cousins』のサントラのボーナス・トラックで収録(既に出てきた)。
EPには、
5曲収録されている。
A1『I Feel That I’ve Known You Forever』は、
アルバム『Pot Luck with Elvis』収録曲。
A2『Slowly But Surely』は、
既に出てきた映画 『Fun in Acapulco』の曲。
B1『Night Rider』は、
これも『Pot Luck with Elvis』収録曲。
B2『Put The Blame On Me』は、
1961年のアルバム『Something for Everybody』の収録曲。
B3『Dirty, Dirty Feeling』は、
アルバム『Elvis Is Back!』収録曲。
大瀧詠一: いかすぜ!この恋
映画のタイトルと同じ曲というだけなんだけど、
大瀧詠一の『いかすぜ!この恋』。
そうは言っても、
プレスリーの曲のタイトルだけを集めた歌詞になっている。
1972年、
大滝詠一通算1作目のスタジオ・アルバム『大瀧詠一』収録曲。
カセット・レコーダーでの再生音を、
マイクで拾ったSP盤風のカセット音バージョンが最後に収められている。
カセット音になる前のバージョンは、
2012年リリース盤で聴ける。
Harum Scarum
1965年プレスリー19作目の映画はジーン・ネルソン監督の『Harum Scarum』、
邦題は『ハレム万才』。
映画『Harum Scarum』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー11作目のサントラLPでリリースされている。
11曲が映画のために吹き込まれたが、
映画では2曲省略されている。
このアルバムからは、
シングル・リリースはなかった。
B4.5は、
映画自体には登場しない。
The Beatles: The Sheik of Araby
この映画の一部は、
ルドルフ・ヴァレンチノの1921年の映画『The Sheik』に基づいている。
この映画の人気に応えて書かれたのが、
ハリー・B・スミス / フランシス・ウィーラー / テッド・スナイダー『The Sheik of Araby』。
ビートルズが、
1962年デッカのオーディションでこの曲を演奏している。
ヴォーカルはジョージ・ハリスン、
ドラムはまだピート・ベスト。
1995年、
アルバム『Anthology 1』に収録されている。
Frankie and Johnny
1966年プレスリー20作目の映画はフレデリック・デ・コルドヴァ監督の『Frankie and Johnny』、
邦題は『フランキーandジョニー』。
映画『Frankie and Johnny』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー12作目のサントラLPでリリースされている。
このアルバムからは、
A面『Frankie And Johnny』 / B面『Please Don’t Stop Loving Me』でシングル・リリース。
Billboard Hot 100では、
それぞれ25.45位が最高位。
Frankie And Johnny
タイトル曲『Frankie And Johnny』 は、
オリジナルではない。
フランキーという女性が自分の恋人ジョニーが他の女性と愛し合っているのを見つけ、
彼を射殺するというストーリーの歌で1904年が最初の出版。
アメリカのトラディショナル・ソングで、
多くのアーティストがカヴァーしている。
タジ・マハールのカヴァーは、
1980年の『Going Home』に収録。
バックのコーラスが、
気持ち良い。
Paradise, Hawaiian Style
1966年プレスリー21作目の映画はマイケル・D・ムーア監督の『Paradise, Hawaiian Style』、
邦題は『ハワイアン・パラダイス』。
プレスリーが、
ハワイで撮影した3作目で最後の映画。
映画『Paradise, Hawaiian Style』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー13作目のサントラLPでリリースされている。
10曲が録音されて、
映画で使用されたのは9曲。
アルバムからのシングルは、
リリースされず。
Love Letters / Come What May
その代わり、
サントラとは関係ないシングルがほぼ同時期にリリースされている。
それが『Love Letters / Come What May』で、
Billboard Hot 100ではそれぞれ19.109位が最高位。
Track | Title | Written by |
A | Love Letters | Edward Heyman, Victor Young |
B | Come What May | Tableporter |
A面『Love Letters』は1962年ケティ・レスターがオリジナルで、
デヴィッド・リンチ監督の『Blue Velvet』で使われていた。
B面『Come What May』は、
1958年元ドリフターズの歌手クライド・マクファターがヒットさせた曲。
Spinout
1966年プレスリー22作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Spinout』、
邦題は『カリフォルニア万才』。
映画『Spinout』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー14作目のサントラLPでリリースされている。
9曲が録音されて、
全て映画で使用。
それ以外に、
映画と関係ない曲が3曲追加されている。
このアルバムからは、
シングルがリリースされている。
A面が『Spinout』で、
B面が『All That I Am』。
Billboard Hot 100では、
それぞれ40.41位が最高位。
3 Bonus Songs
ボーナス・トラックの3曲のカヴァーは、
映画には関係ないがこのアルバムの質を上げている。
ボブ・ディラン『Tomorrow Is A Long Time』は、
1971年のアルバム『Bob Dylan’s Greatest Hits Vol. II』で初めて収録。
ザ・クローバーズの『Down in the Alley』は、
1957年のシングル。
ドン・ホーの『I’ll Remember You』は、
1965年のシングル。
Easy Come, Easy Go
1967年プレスリー23作目の映画はジョン・リッチ監督の『Easy Come, Easy Go』、
邦題は『ゴー!ゴー!ゴー!』。
映画『Easy Come, Easy Go』サントラ
この映画のサントラは、
EPでリリース。
映画用に7曲吹き込まれたうち、
6曲が収録されている。
Billboard Hot 100では、
ランクインできず。
よって、
これがプレスリーによるEPフォーマットでの最後の新作リリースとなってしまう。
残りの1曲『She’s a Machine』は、
1968年のアルバム『Elvis Sings Flaming Star』に収録。
Leave My Woman Alone
映画用に『Leave My Woman Alone』が吹き込まれたという話があるが、
実際はヴォーカルは吹き込まれておらずバックの演奏のみだったようだ。
この曲は、
レイ・チャールズ1957年のシングル。
Double Trouble
1967年プレスリー24作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Double Trouble』、
邦題は『ダブル・トラブル』。
日本では、
未公開。
映画『Double Trouble』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー15作目のサントラLPでリリースされている。
この映画のためには、
9曲が吹き込まれた。
そのうち実際に映画では8曲が使われ、
『It Won’t Be Long』だけドロップ。
時間が短く、
LPにするのに3曲過去のセッションからのものを水増ししている。
そのうち2曲『Never Ending』と『Blue River』は既に、
シングルのB面で使われていたもの。
このアルバムからは、
シングルが1枚出ている。
Track | Title | Written by |
A | Long Legged Girl (With The Short Dress On) | J. Leslie McFarland, Winfield Scott |
B | That’s Someone You Never Forget | Red West, Elvis Presley |
A面が『Long Legged Girl (With The Short Dress On) 』で、
B面は過去アルバム『Pot Luck』から『That’s Someone You Never Forget』。
Billboard Hot 100では、
それぞれ63.92位が最高位。
Old MacDonald
この『Old MacDonald』は、
元々はトーマス・ダーフィーが1706年にオペラのために書いたものと言われている。
プレスリー盤の歌詞は、
ランディ・スター。
この曲はいろいろカヴァーがあるけど、
初期のものだと1927年ギッド・タナー・アンド・ヒズ・スキレット・リッカーズのものがある。
Clambake
1967年プレスリー25作目の映画はアーサー・H・ネーデル監督の『Clambake』、
邦題は『ブルー・マイアミ』。
映画『Clambake』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー16作目のサントラLPでリリースされている。
吹き込まれたのは8曲で、
映画では7曲使われた。
いずれにしてもサントラLPには曲数不足、
ということでいつものようにボーナス・トラックで水増ししている。
このアルバムからのシングルは、
2枚。
Track | Title | Written by |
A | Big Boss Man | Reed |
B | You Don’t Know Me | Walker, Arnold |
1枚目は『Big Boss Man / You Don’t Know Me』で、
Billboard Hot 100ではそれぞれ38.44が最高位。
Track | Title | Written by |
A | Guitar Man | Reed |
B | Hi-Heel Sneakers | Higginbotham |
もう1枚が『Guitar Man / Hi-Heel Sneakers』で、
Billboard Hot 100ではA面43位が最高位でB面はチャートインしていない。
Orignal
ジミー・リードが書いた『Guitar Man』は、
本人の1967年のシングル。
エディ・アーノルドとシンディ・ウォーカーが書いた『You Don’t Know Me』は、
1956年エディ・アーノルドのシングル。
ルーサー・ディクソンとアル・スミスが書いた『Big Boss Man』は、
1961年ジミー・リードのシングル。
レックス・グリフィンが書いた『Just Call Me Lonesome』は、
1955年エディ・アーノルドのシングル。
ロバート・ヒギンボサム(トミー・タッカー)が書いた『Hi-Heel Sneakers』は、
トミー・タッカー1964年のシングル。
Stay Away, Joe
1968年プレスリー26作目の映画はピーター・テュークスベリー監督の『Stay Away, Joe』、
邦題は『ステイ・アウェイ・ジョー』。
日本では、
未公開。
映画『Stay Away, Joe』サントラ
この映画のサントラは、
LPでもEPでもリリースされず。
これは、
『Wild in the Country』以来のこと。
あちこちで散発的にリリースされているので、
聴くことはできる。
オープニング・クレジットで流れる『Stay Away』は、
イギリス民謡『Greensleeves』のメロディを使用。
1968年、
シングル『U.S. Male』のB面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | U.S. Male | Hubbard |
B | Stay Away | Tepper-Bennett |
Billboard Hot 100では、
それぞれ28.67が最高位。
テーマ曲『Stay Away, Joe』は、
1970年のアルバム『Let’s Be Friends』でリリース。
『All I Needed Was the Rain』は、
1968年『Singer Presents Elvis Singing “Flaming Star” And Others』でリリース。
『Dominick』は、
1994年『Elvis Presley – Kissin’ Cousins, Clambake And Stay Away Joe』でリリース。
Greensleeves
ここで出てきた『Greensleeves』は、
原曲については作者不詳。
16世紀半ばまで口頭伝承で受け継がれ、
17世紀にはイングランドの誰もが知っている曲となった。
いろんな人がいろんなアレンジで吹き込んでいるけど、
ジョン・コルトレーン・カルテットが1961年シングルでリリースしているものがある。
同年リリースのアルバム『Africa/Brass』にも収録されているけど、
こちらは10分以上あってシングルは短く3分ちょっとになっている。
Speedway
1968年プレスリー27作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Speedway』、
邦題は『スピードウェイ』。
プレスリー主演作において、
本作が最後のミュージカル映画となる。
映画『Speedway』サントラ
この映画のサントラは、
プレスリー17作目のサントラLPでリリースされている。
吹き込まれたのは8曲で、
映画ではA面の6曲が流れた。
映画からドロップされたB2『Five Sleepy Heads』とB5『Suppose』は、
このアルバムには収録。
B3は1963年、
B4は1967年のセッションから持ってきている。
B5は、
前作『Stay Away, Joe』の為のもの。
B1は、
ナンシー・シナトラのソロ。
このアルバムからは、
シングル『Your Time Hasn’t Come Yet, Baby / Let Yourself Go』がリリース。
Track | Title | Written by |
A | Your Time Hasn’t Come Yet, Baby | Hirschhorn, Kasha |
B | Let Yourself Go | Byers |
Billboard Hot 100では、
それぞれ72.71位が最高位。
Let Yourself Go
アルバムに入っている『Let Yourself Go』、
同じタイトルに違う曲がある。
それが、
アーヴィング・バーリンが書いた方の『Let Yourself Go』。
このタイトルだと、
どうしてもこちらを思い出してしまう。
この曲は1936年のヴィンセント・ロペスがオリジナルだけど、
1958年のマーク・マーフィーのアルバム『Let Yourself Go』タイトル曲が良い。
まあプレスリーとは、
何の関係もないんだけど。
Live a Little, Love a Little
1968年プレスリー28作目の映画はノーマン・タウログ監督の『Live a Little, Love a Little』、
邦題は『バギー万才』。
日本での上映は、
不人気のためかなんとたった1週間で中止になっている。
映画『Live a Little, Love a Little』サントラ
そんなわけで、
サントラのLP/EPリリースはもちろんない。
ないけれど、
曲が流れないわけではない。
この映画のために、
4曲吹き込まれている。
『Wonderful World』は、
1968年のアルバム『Singer Presents Elvis Sings Flaming Star and Others』に収録。
『Edge of Reality』は、
『If I Can Dream』のB面でシングルとしてリリース。
Track | Title | Written by |
A | If I Can Dream | W. Earl Brown |
B | Edge of Reality | Giant, Baum, Kays |
Billboard Hot 100では、
それぞれ12.112位が最高位。
『Almost in Love』と『A Little Less Conversation』は、
A.B面でシングルでリリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Almost in Love | Bonfa, Starr |
B | A Little Less Conversation | Strange, Davis |
Billboard Hot 100では、
それぞれ95.69位が最高位。
Orignal by Cliff Richard
『Wonderful World』はオリジナルではなくて、
クリフ・リチャード1968年のカヴァー。
Cover by Marie Sarah
マリエ・サラ、
2024年の『Dark Black』で『If I Can Dream』をカヴァーしているんだけどこれが結構良い。
Charro!
1968年プレスリー29作目の映画はチャールズ・マーキス・ウォーレン監督の『Charro!』、
邦題は『殺し屋の烙印』。
もちろん、
もう唄うシーンはない。
そして日本の公開も、
ない。
映画『Charro!』サントラ
当然、
サントラLP/EPリリースもない。
とは言え、
音楽はつくられていて2曲吹き込まれて『Charro』は映画でも流れる。
1969年に『Charro』は『Memories』のB面でシングル・リリースされて、
その後1970年のアルバム『Almost in Love』に収録。
Track | Title | Written by |
A | Almost in Love | Bonfa, Starr |
B | A Little Less Conversation | Strange, Davis |
A面は、
Billboard Hot 100で35位が最高位。
映画では流れなかった『Let’s Forget About the Stars』の方は、
1970年リリースの『Let’s Be Friends』に収録。
Cover by The Free Design
ザ・フリー・デザインが、
1969年のアルバム『Heaven / Earth』で『Memories』をカヴァーしている。
たまには、
こういう感じも悪くない。
The Trouble with Girls
1968年プレスリー30作目の映画はピーター・テュークスベリー監督の『The Trouble with Girls』、
邦題は『トラブル・ウィズ・ガール』。
映画『The Trouble with Girls』サントラ
もうサントラLP/EPリリースはなかったが、
何らかの形で散発的に聴くことができるようになっている。
1970年に『Almost in Love』に収録されることになる『Clean Up Your Own Backyard』は、
B面『The Fair Is Moving On』と共にシングル・リリース。
Track | Title | Written by |
A | Clean Up Your Own Backyard | Billy Strange and Mac Davis |
B | The Fair Is Moving On | Strange, Davis |
Billboard Hot 100では、
21位が最高位。
1度1960年のアルバム『His Hand in Mine』で吹き込んでいるけど、
再度録音した『Swing Down Sweet Chario』は『Almost in Love』で聴ける。
マーリン・メイソンと唄っている『Signs of the Zodiac』も、
同じ『Almost in Love』で聴ける。
『Almost』は、
『Let’s Be Friends』で聴ける。
『The Whiffenpoof Song』と『Violet (Flower of NYU)』は、
1995年『Live A Little, Love A Little – Charro! – The Trouble With Girls – Change Of Habit』で収録。
The Whiffenpoof Song
1909年設立のアメリカで最も古いアカペラ合唱団ウィッフェンプーフ、
伝統的な締めくくりの曲『The Whiffenpoof Song』は1909年に楽譜として出版された。
そしてこの曲は、
数え切れないほど のアーティストによって吹き込まれている。
初期のものだと、
1937年のルディ・ヴァレーとコネチカット・ヤンキースのものあたりか。
Change of Habit
1968年プレスリー31作目の映画はウィリアム・A・グラハム監督の『Change of Habit』、
邦題は『チェンジ・オブ・ハビット』。
これが、
プレスリー主演の映画の最後。
もちろん、
この後にドキュメンタリーはあるけど最後の主演作品なのだ。
映画『Change of Habit』サントラ
サントラ・セッションでは、
4曲が吹き込まれた。
そのうち『Let’s Be Friends』は映画に使われなかったが、
1970年のアルバム『Let’s Be Friends』に収録。
同じく『Change of Habit』と『Have A Happy』と『Let Us Pray』も、
このアルバムに収録。
元々この映画用ではなかったけど、
映画で流れた『Rubberneckin’』はシングル『Don’t Cry Daddy』のB面でリリース。
Billboard Hot 100では、
6位になっている。
Track | Title | Written by |
A | Don’t Cry Daddy | Scott Davis |
B | Rubberneckin’ | Dory Jones, Bunny Warren |
Elvis: That’s the Way It Is / Elvis on Tour
この後のプレスリーの映画は、
1970年『That’s the Way It Is』 / 1972年『Elvis on Tour』とドキュメンタリーのみ。
それ以外にプレスリーを描いた映画もいろいろあるが、
今回はここまで。
おまけ
小指のない女の子のお家に招かれ、
ビーフシチューを御馳走になった帰り道。
車の中で突然『僕』は、
7年前に初めてデートをした女の子の子のことを思い出す。
さっきまで一緒にいた小指のない女の子が、
7年前に初めてデートをした女の子のことを思い出させたわけではないだろう。
ただ小指のない女の子と一緒にいたことで『時は、余りにも早く流れる』ことを実感して、
急に思い出したのかもしれない。
7年前の『僕』は14歳のはずだ。
19章で『僕は21歳になる』と書かれているのだから7年前なら1963年だし14歳。
14歳と言えば『僕』が突然堰を切ったようにしゃべり始めて、
三ヶ月かけてしゃべりまくった年齢。
しゃべり終えると40度の熱を出して三日間学校を休んで、
熱が引いた後は結局無口でもおしゃべりでもない平凡な少年になった頃。
そんな頃に『僕』は、
初めて女の子とデートをしたわけだ。
そして、
そのことを小指のない女の子の家に言った帰り道に思い出す。
プレスリーだったあの頃は、
M.J.Qやマーヴィン・ゲイになってしまった。
もちろん、
プレスリーが消えたわけじゃあない。
実際1970年といえば映画の中に閉じ込められていた彼が、
再び音楽の世界に帰ってきた頃だから。
ただ時間が経過すれば、
物事もいろいろとそれなりに変わってしまうものだ。
でも、
本当に変わちゃうのは物事なんかじゃあなくて自分自身なのかもしれない。
エルヴィス・プレスリーの主演映画 関連 Playlist
最後に、
エルヴィス・プレスリーの主演映画とその関連曲のプレイリストを。
335曲、
13時間2分。
001 Elvis Presley: Return To Sender
002 Elvis Presley: Where Do You Come From
003 Elvis Presley: Girls! Girls! Girls!
004 Elvis Presley: I Don’t Wanna Be Tied
005 Elvis Presley: I Don’t Want To
006 Elvis Presley: We’ll Be Together
007 Elvis Presley: A Boy Like Me, A Girl Like You
008 Elvis Presley: Earth Boy
009 Elvis Presley: Because Of Love
010 Elvis Presley: Thanks To The Rolling Sea
011 Elvis Presley: Song Of The Shrimp
012 Elvis Presley: The Walls Have Ears
013 Elvis Presley: We’re Coming In Loaded
014 The Coasters: Girls! Girls! Girls! (Part I)
015 The Coasters: Girls! Girls! Girls! (Part II)
016 Elvis Presley: Love Me Tender
017 Elvis Presley: Let Me
018 Elvis Presley: Poor Boy
019 Elvis Presley: We’re Gonna Move
020 Shelton Bros. (Bob and Joe): Aura Lea
021 Elvis Presley: Anyway You Want Me (That’s How I’ll Be)
022 RCサクセッション: ラヴ・ミー・テンダー
023 Elvis Presley: (Let Me Be Your) Teddy Bear
024 Elvis Presley: Loving You
025 Elvis Presley: Mean Woman Blues
026 Elvis Presley: Got a Lot o’ Livin’ to Do
027 Elvis Presley: Lonesome Cowboy
028 Elvis Presley: Hot Dog
029 Elvis Presley: Party
030 Elvis Presley: Blueberry Hill
031 Elvis Presley: True Love
032 Elvis Presley: Don’t Leave Me Now
033 Elvis Presley: Have I Told You Lately That I Love You
034 Elvis Presley: I Need You So
035 Carl Perkins, Eric Clapton: Mean Woman Blues
036 Elvis Presley: Jailhouse Rock
037 Elvis Presley: Treat Me Nice
038 Elvis Presley: Young and Beautiful
039 Elvis Presley: I Want to Be Free
040 Elvis Presley: Don’t Leave Me Now
041 Elvis Presley: (You’re So Square) Baby I Don’t Care
042 Buddy Holly: (You’re So Square) Baby I Don’t Care
043 Elvis Presley: Hard Headed Woman
044 Elvis Presley: Don’t Ask Me Why
045 Elvis Presley: King Creole
046 Elvis Presley: As Long as I Have You
047 Elvis Presley: Trouble
048 Elvis Presley: Dixieland Rock
049 Elvis Presley: Lover Doll
050 Elvis Presley: Crawfish
051 Elvis Presley: Young Dreams
052 Elvis Presley: Steadfast, Loyal and True
053 Elvis Presley: New Orleans
054 Johnny Thunders and Patti Palladin: Crawfish
055 Elvis Presley: Tonight Is So Right for Love
056 Elvis Presley: What’s She Really Like
057 Elvis Presley: Frankfort Special
058 Elvis Presley: Wooden Heart
059 Elvis Presley: G. I. Blues
060 Elvis Presley: Pocketful Of Rainbows
061 Elvis Presley: Shoppin’ Around
062 Elvis Presley: Big Boots
063 Elvis Presley: Didja’ Ever
064 Elvis Presley: Blue Suede Shoes
065 Elvis Presley: Doin’ The Best I Can(Pomus, Shuman)
066 Carl Perkins: Blue Suede Shoes
067 Carl Perkins: Honey, Don’t!
068 The Beatles: Honey, Don’t!
069 Elvis Presley: Flaming Star (from the film Flaming Star)
070 Elvis Presley: Summer Kisses, Winter Tears
071 Elvis Presley: Are You Lonesome To-night?
072 Elvis Presley: It’s Now Or Never
073 Dan Sartain: Flaming Star
074 Elvis Presley: Wild in the Country
075 Elvis Presley: I Feel So Bad
076 Elvis Presley: I Slipped, I Stumbled, I Fell
077 Elvis Presley: In My Way
078 Elvis Presley: Lonely Man
079 Elvis Presley: Surrender
080 Elvis Presley: Forget Me Never
081 Chuck Willis: I Feel So Bad
082 Chuck Willis: Need One More Chance
083 Elvis Presley: Blue Hawaii
084 Elvis Presley: Almost Always True
085 Elvis Presley: Aloha Oe
086 Elvis Presley: No More
087 Elvis Presley: Can’t Help Falling In Love
088 Elvis Presley: Rock-A-Hula Baby
089 Elvis Presley: Moonlight Swim
090 Elvis Presley: Ku-u-i-po (Hawaiian Sweetheart)
091 Elvis Presley: Ito Eats
092 Elvis Presley: Slicin’ Sand
093 Elvis Presley: Hawaiian Sunset
094 Elvis Presley: Beach Boy Blues
095 Elvis Presley: Island Of Love (Kauai)
096 Elvis Presley: Hawaiian Wedding Song
097 Bing Crosby: Blue Hawaii
098 Elvis Presley: Follow That Dream
099 Elvis Presley: Angel
100 Elvis Presley: What A Wonderful Life
101 Elvis Presley: I’m Not The Marrying Kind
102 Elvis Presley: Sound Advice
103 Elvis Presley: A Whistling Tune
104 Cliff Richard: Angel
105 Elvis Presley: King of the Whole Wide World
106 Elvis Presley: This Is Living
107 Elvis Presley: Riding The Rainbow
108 Elvis Presley: Home Is Where The Heart Is
109 Elvis Presley: I Got Lucky
110 Elvis Presley: A Whistling Tune
111 Preslisa: A Whistling Tune
112 Elvis Presley: Beyond The Bend
113 Elvis Presley: Relax
114 Elvis Presley: Take Me To The Fair
115 Elvis Presley: They Remind Me Too Much Of You
116 Elvis Presley: One Broken Heart For Sale
117 Elvis Presley: I’m Falling In Love Tonight
118 Elvis Presley: Cotton Candy Land
119 Elvis Presley: A World Of Our Own
120 Elvis Presley: How Would You Like To Be
121 Elvis Presley: Happy Ending
122 Stevie Nicks & Chris Isaakcks & Chris Isaak: Cotton Candy Land
123 Elvis Presley: Fun In Acapulco
124 Elvis Presley: Vino, Dinero Y Amor
125 Elvis Presley: Mexico
126 Elvis Presley: El Toro
127 Elvis Presley: Marguerita
128 Elvis Presley: The Bullfighter Was A Lady
129 Elvis Presley: (There’s) No Room To Rhumba In A Sports Car
130 Elvis Presley: I Think I’m Gonna Like It Here
131 Elvis Presley: Bossa Nova, Baby
132 Elvis Presley: You Can’t Say No In Acapulco
133 Elvis Presley: Guadalajara
134 Elvis Presley: Love Me Tonight
135 Elvis Presley: Slowly But Surely
136 The Spiders: Witchcraft
137 The Spiders: Is It True?
138 Elvis Presley: Kissin’ Cousins (Number 2)
139 Elvis Presley: Smokey Mountain Boy
140 Elvis Presley: There’s Gold In The Mountains
141 Elvis Presley: One Boy Two Little Girls
142 Elvis Presley: Catchin’ On Fast
143 Elvis Presley: Tender Feeling
144 Elvis Presley: Anyone (Could Fall In Love With You)
145 Elvis Presley: Barefoot Ballad
146 Elvis Presley: Once Is Enough
147 Elvis Presley: Kissin’ Cousins
148 Elvis Presley: Echoes Of Love
149 Elvis Presley: (It’s A) Long Lonely Highway
150 Elvis Presley: It Hurts Me
151 The Saints: Kissin’ Cousins
152 Elvis Presley: If You Think I Don’t Need You
153 Elvis Presley: I Need Somebody To Lean On
154 Elvis Presley: C’mon Everybody
155 Elvis Presley: Today, Tomorrow And Forever
156 Elvis Presley: Viva Las Vegas
157 Elvis Presley: What’d I Say
158 Elvis Presley: Santa Lucia
159 Elvis Presley: Do The Vega
160 Elvis Presley: Night Life
161 Elvis Presley: Yellow Rose Of Texas / The Eyes Of Texas
162 Elvis Presley with Ann Margret: The Lady Love Me
163 Elvis Presley with Ann Margret: You’re The Boss
164 Elvis Presley with Ann Margret: Today, Tomorrow And Forever
165 ZZ Top: Viva Las Vegas
166 ZZ Top: 2000 Blues
167 Elvis Presley: Roustabout
168 Elvis Presley: Little Egypt
169 Elvis Presley: Poison Ivy League
170 Elvis Presley: Hard Knocks
171 Elvis Presley: It’s A Wonderful World
172 Elvis Presley: Big Love Big Heartache
173 Elvis Presley: One Track Heart
174 Elvis Presley: It’s Carnival Time
175 Elvis Presley: Carny Town
176 Elvis Presley: There’s A Brand New Day On The Horizon
177 Elvis Presley: Wheels On My Heels
178 Elvis Presley: I’m a Roustabout
179 The Coasters: Little Egypt (Ying-Yang)
180 Elvis Presley: Girl Happy
181 Elvis Presley: Spring Fever
182 Elvis Presley: Fort Lauderdale Chamber Of Commerce
183 Elvis Presley: Startin’ Tonight
184 Elvis Presley: Wolf Call
185 Elvis Presley: Do Not Disturb
186 Elvis Presley: Cross My Heart And Hope To Die
187 Elvis Presley: The Meanest Girl In Town
188 Elvis Presley: Do The Clam
189 Elvis Presley: Puppet On A String
190 Elvis Presley: I’ve Got To Find My Baby
191 Elvis Presley: You’ll Be Gone
192 Xavier Cugat & His Waldorf-Astoria Orchestra – Vocal Don Reid: Begin the Beguine
193 Elvis Presley: (Such an) Easy Question
194 Elvis Presley: It Feels So Right
195 Elvis Presley: I’m Yours
196 Elvis Presley: I Feel That I’ve Known You Forever
197 Elvis Presley: Night Rider
198 Elvis Presley: Put The Blame On Me
199 Elvis Presley: Dirty, Dirty Feeling
200 大瀧詠一: いかすぜ!この恋(カセットVer.)
201 大瀧詠一: いかすぜ!この恋
202 Elvis Presley: Harem Holiday
203 Elvis Presley: My Desert Serenade
204 Elvis Presley: Go East – Young Man
205 Elvis Presley: Mirage
206 Elvis Presley: Kismet
207 Elvis Presley: Shake That Tambourine
208 Elvis Presley: Hey Little Girl
209 Elvis Presley: Golden Coins
210 Elvis Presley: So Close, Yet So Far (From Paradise)
211 Elvis Presley: Animal Instinct
212 Elvis Presley: Wisdom Of The Ages
213 The Beatles: The Sheik of Araby
214 Elvis Presley: Frankie And Johnny
215 Elvis Presley: Come Along
216 Elvis Presley: Petunia, The Gardener’s Daughter
217 Elvis Presley: Chesay
218 Elvis Presley: What Every Woman Lives For
219 Elvis Presley: Look Out, Broadway
220 Elvis Presley: Beginner’s Luck
221 Elvis Presley: Down By The Riverside And When The Saints Go Marching In
222 Elvis Presley: Shout It Out
223 Elvis Presley: Hard Luck
224 Elvis Presley: Please Don’t Stop Loving Me
225 Elvis Presley: Everybody Come Aboard
226 Taj Mahal: Frankie And Johnny
227 Elvis Presley: Paradise, Hawaiian Style
228 Elvis Presley: Queenie Wahine’s Papaya
229 Elvis Presley: Scratch My Back (Then I’ll Scratch Yours)
230 Elvis Presley: Drums Of The Islands
231 Elvis Presley: Datin’
232 Elvis Presley: A Dog’s Life
233 Elvis Presley: House Of Sand
234 Elvis Presley: Stop Where You Are
235 Elvis Presley: This Is My Heaven
236 Elvis Presley: Sand Castles
237 Elvis Presley: Love Letters
238 Elvis Presley: Come What May
239 Ketty Lester: Love Letters
240 Clyde McPhatter: Come What May
241 Elvis Presley: Stop, Look And Listen
242 Elvis Presley: Adam And Evil
243 Elvis Presley: All That I Am
244 Elvis Presley: Never Say Yes
245 Elvis Presley: Am I Ready
246 Elvis Presley: Beach Shack
247 Elvis Presley: Spinout
248 Elvis Presley: Smorgasbord
249 Elvis Presley: I’ll Be Back
250 Elvis Presley: Tomorrow Is A Long Time
251 Elvis Presley: Down In The Alley
252 Elvis Presley: I’ll Remember You
253 Bob Dylan: Tomorrow Is a Long Time
254 The Clovers: Down in the Alley
255 Don Ho: I’ll Remember You
256 Elvis Presley: Easy Come, Easy Go
257 Elvis Presley: The Love Machine
258 Elvis Presley: Yoga Is As Yoga Does
259 Elvis Presley: You Gotta Stop
260 Elvis Presley: Sing You Children
261 Elvis Presley: She’s a Machine
262 Ray Charles: Leave My Woman Alone
263 Elvis Presley: Double Trouble
264 Elvis Presley: Baby, If You’ll Give Me All Of Your Love
265 Elvis Presley: Could I Fall In Love
266 Elvis Presley: Long Legged Girl (With The Short Dress On)
267 Elvis Presley: City By Night
268 Elvis Presley: Old MacDonald
269 Elvis Presley: I Love Only One Girl
270 Elvis Presley: There Is So Much World To See
271 Elvis Presley: It Won’t Be Long
272 Elvis Presley: Never Ending
273 Elvis Presley: Blue River
274 Elvis Presley: What Now, What Next, Where To
275 Gid Tanner and His Skillet Lickers: Old MacDonald Had a Farm
276 Elvis Presley: Guitar Man
277 Elvis Presley: Clambake
278 Elvis Presley: Who Needs Money
279 Elvis Presley: A House That Has Everything
280 Elvis Presley: Confidence
281 Elvis Presley: Hey, Hey, Hey
282 Elvis Presley: You Don’t Know Me
283 Elvis Presley: The Girl I Never Loved
284 Elvis Presley: How Can You Lose What You Never Had
285 Elvis Presley: Big Boss Man
286 Elvis Presley: Singing Tree
287 Elvis Presley: Just Call Me Lonesome
288 Jerry Reed: Guitar Man
289 Eddy Arnold: You Don’t Know Me
290 Jerry Reed: Big Boss Man
291 Eddy Arnold: Just Call Me Lonesome
292 Tommy Tucker: Hi-Heel Sneakers
293 Elvis Presley: Hi-Heel Sneakers
294 Elvis Presley: Stay Away
295 Elvis Presley: Stay Away, Joe
296 Elvis Presley: All I Needed Was the Rain
297 Elvis Presley: Dominick
298 Elvis Presley: U.S. Male
299 The John Coltrane Quartet: Greensleeves
300 Elvis Presley: Speedway
301 Elvis Presley: There Ain’t Nothing Like A Song
302 Elvis Presley: Your Time Hasn’t Come Yet, Baby
303 Elvis Presley: Who Are You?
304 Elvis Presley: He’s Your Uncle Not Your Dad
305 Elvis Presley: Let Yourself Go
306 Nancy Sinatra: Your Groovy Self
307 Elvis Presley: Five Sleepy Heads
308 Elvis Presley: Western Union
309 Elvis Presley: Mine
310 Elvis Presley: Goin’ Home
311 Elvis Presley: Suppose
312 Mark Murphy: Let Yourself Go
313 Elvis Presley: Wonderful World
314 Elvis Presley: Edge of Reality
315 Elvis Presley: A Little Less Conversation
316 Elvis Presley: Almost in Love
317 Elvis Presley: If I Can Dream
318 Cliff Richard: Wonderful World
319 Marie Sarah: If I Can Dream
320 Elvis Presley: Charro
321 Elvis Presley: Let’s Forget About the Stars
322 Elvis Presley: Memories
323 The Free Design: Memories
324 Elvis Presley: Clean Up Your Own Backyard
325 Elvis Presley: Swing Down Sweet Chariot
326 Elvis Presley: Swing Down Sweet Chario(His Hand in Mine Ver.)
327 Elvis Presley: Signs of the Zodiac
328 Elvis Presley: Almost
329 Rudy Vallée and His Connecticut Yankees: Whiffenpoof Song
330 Change of Habit
331 Let’s Be Friends
332 Have A Happy
333 Let Us Play
334 Rubberneckin’
335 Don’t Cry Daddy
Comment Feel Free